自分のためだけに掃除をする、片付ける…、それもひとりの愉しみ

〝片付けられない女性〟が急増中と言う。家の中はつねにグチャグチャ。足の踏み場もない。あるとき、そのような女性のひとりにインタビューを行ったところ、「ホコリなんかで人は死なないし!」などと豪語するので、「でもハウスダストで喘息が止まらない、なんて人も大勢いるようですよ」と言ったところ、「それは単なる慣れの問題ですね!幼い頃から清潔きわまりない(不潔きわまりない、という表現はよく聞きますが、清潔きわまりない、という表現は初めて聞いた…)、ある意味無菌状態で暮らしているから、ちょっとしたホコリでもゼエゼエ言ってしまうし、カラダが弱くなってしまうんです!このようなある程度汚れた(ある程度か?)環境に幼い頃から慣れていれば、強くて丈夫な子どもに育ちますよ。ええ、保証します!」。

その女性には、その後会っていないが、結婚して、子どもを産んで、…その子が強く絵元気で丈夫な子に育ったものか、ぜひとも拝見したいと思っている。しかし、あのようなある意味女子力の低さ(失敬!)で結婚相手が見つかるかどうか、…ちょっとそこは不明なのだけれど…。

その反対に、お掃除大好き!お片付け大好き!恋人とのデートの待ち合わせ時間に遅刻してでも、掃除、片付けは欠かさない!という女性もいる。「私、家に来た人にもキレイを求める、ある意味、潔癖症なんですよね…。私は喫煙者だけれど、家は全室禁煙ルーム。タバコは近所の公園か、喫煙OKのカフェで吸います。そういうのが面倒!とか、いちいちタバコを吸うために外出する私が鬱陶しい!と言って振られちゃったこと、ずいぶんありますよ…」。

さて、今から紹介する、浅野直美さん(29歳・仮名)は、「お掃除嫌いでもお掃除好きでもどちらでもないと思う」とおっしゃる女性。

「でも、ひとりの愉しみ、としてなにを挙げるか…、と聞かれたら、断然、〝掃除と片付け〟を挙げますね!」と断言。

「まず、お掃除グッズなどを購入するのが好きです。週末は、ホームセンターに行ってはあれこれ見て回っています。なので、お掃除グッズには相当詳しいですよ!」と胸を張る。

「よく、きれい好きな人が、不在中にも部屋をきれいにしておきたい、ってお掃除ロボットなどを利用していたりしますが、私はお掃除ロボット的なものには興味ないんです。食洗機も使用しません」。

直美さんの友人で、掃除や片付けは苦手、自分では絶対にしたくない。かと言って、メカに頼るのはイヤ。メカなんか信じられない…、という女性がいるのだそう。「彼女はよく、ハウスメイドを雇いたい!と言っていますね。しかも女性じゃなくて、イケメン〝執事〟みたいな人が理想なんだそうです」。

そういう願望は、直美さんにはありますか?「一切、ないですね。私は、純粋に、片付けや掃除を自分の手でやり遂げることに愉しみを見いだしているんです。この無情の歓びを人に任せるなんてもったいない!と思ってしまいます」。

お掃除や片付けが純粋にお好きなのですね。

「キレイに片付いた空間がすきなのではなく、キレイに片付けるまでのプロセスが好きなんですよね…。キレイになった部屋で飲むお茶は最高!とか、友人を招いて、〝わあ、キレイ!よく片付いてるね!〟などと言われることにはキョーミないです。言われても、片付けて、掃除しただけだから、当たり前のことだし、褒められるためにやったことでもないので、〝ふ〜ん〟〝へええ〜〟と他人事で、〝褒める張り合いがない!〟と友人に言われること、しばしばです…」。

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